ガサラキは、1998年に放送されたテレビアニメ。装甲騎兵ボトムズを手がけた高橋良輔さんと、アニメーション制作会社サンライズによるオリジナルロボットアニメ。
和をモチーフにした演出やテイスト、そして「ガサラキ(餓沙羅鬼)」という謎部分が伝記ものっぽさを表現しており、SF要素や人型ロボットと相まって独特の雰囲気をもった作風となっています。
あらすじ・内容解説
自衛隊の全面的な協力の元に新型兵器の開発を進める総合企業「豪和インスツルメンツ」。彼らが開発をしていたのは、古からの伝承を取り入れた二足歩行兵器「タクティカル・アーマー(TA)」だった。
シャーマンの能力を内に持つ、「嵬(かい)」と呼ばれる能力者「豪和ユウシロウ」は、豪和ファミリーの四男。民間人でありながら、TA実験中隊に派遣されたユウシロウは、嵬としての能力を発揮してTAの開発を前進させる。そして、彼の能力は「ガサラキ」と呼ばれる巨大な力を呼ぶためにも必要とされていた。
もともと嵬の一族であった豪和ファミリーは、能の舞いを通じて「餓沙羅(がさら)の鬼」と呼ばれる現象を呼び起こし、「骨嵬(くがい)」と呼ばれる鎧の巨人を操ることができる一族だった。中でも嵬の能力者は、唯一「骨嵬」の操縦が行えた者として利用され続けていたのである。
その骨嵬を基にして極秘裏に開発されたTAだったが、何と同じようなサンプルを元に、二足歩行兵器「イシュタル」を開発した謎の企業があった。ユウシロウと同じ能力を持つ「ミハル」を利用し歴史の影で暗躍してきた「シンボル」である。同じ伝承が発端となり、別々の企業で作られた2種類の二足歩行兵器。そして同じ能力を持ち、互いに惹かれあうように出逢ったユウシロウとミハル。2人は共に行動するうちに自分たちのルーツを知ることとなる。そして世界情勢に暗雲がたちこめ、クーデターの発生やアメリカとの全面対決を経て、ユウシロウとミハル、特務自衛隊の面々は自分たちが日本や世界のために何を成すべきかを知っていく。
引用:公式サイト
キャスト・スタッフ
キャスト
豪和ユウシロウ:檜山修之
豪和一清:高田祐司
豪和清継:速水 奨
豪和清春:千葉一伸
豪和乃三郎:小山武宏
豪和美鈴:こおろぎさとみ
豪和雪乃:藤木聖子
空知:秋元洋介
速川 保:安井邦彦
徳大寺琢磨:中田和宏
鏑木かほる:日高成留美
高山臨巳:菅原淳一
安宅 燐:高山みなみ
北沢 淳:岩永哲哉
村井沙生:丹下 桜
陶観卓郎:林 延年
広川顕郎:拡森信吾
西田 啓:岸野幸正
ファントム:宮崎一成
メス:徳弘夏生
ミハル:金月真美
スタッフ
原案:矢立 肇、高橋良輔
シリーズ構成:野崎 透
監督:高橋良輔
助監督:谷口悟朗
キャラクターデザイン:村瀬修功
ゲストキャラクターデザイン:山形厚司
メカニックデザイン:出渕裕、荒牧伸志
企画プロデューサー:小林真一郎、池口和彦
美術監督:池田繁美
色彩設計:岩沢れい子
撮影監督:土岐浩司
編 集:鶴渕友彰
音響監督:浦上靖夫
音 楽:島邦明
音楽プロデューサー:桜井裕子
サウンドコンセプト:ALP
音楽協力:テレビ東京ミュージック
製作協力:バンダイビジュアル
プロデューサー:金岡英司(テレビ大阪)、高城一典(読売広告社)、古澤文邦(サンライズ)、小池経利(バンダイビジュアル)
制作:テレビ大阪、読売広告社、サンライズ
ED主題歌:「LOVE SONG」種ともこ
登場ロボット
壱七式戦術甲冑 雷電(ライデン)
豪和総研が総力を挙げて開発した新型二足歩行型兵器。ひとつのコンピューターに全システムを制御させるのではなく、腕、足といったパーツごとにコンピューターを搭載させることで複雑な駆動システムの制御に成功した。つまり搭乗者は、その末端のコンピューターを更に統括するマスターコンピューターに指示を与えるだけでいいのだ。その方法は極めて簡略化されており、音声入力システムを採用することで刻々と変化する戦況にフレキシブルに対応できるようになっている。ただし誰でも扱えるものではなく、100%のポテンシャルを引き出すのはユウシロウのような「嵬(かい)」に操縦させるか、嵬をひとりでも戦場に投入して、その能力を他の操縦者に波及(機能相転移)させるしかない。
もともと「骨嵬(くがい)」と呼ばれるオリジナルの巨大な鎧人形を復元させることが研究の目的だったが、骨嵬から抽出したサンプルが人工筋肉の特性を秘めていたため、タクティカル・アーマーの開発計画がスタート。100%の骨嵬の復元が難しいと判断された現在では、復元計画が一時凍結されタクティカル・アーマーの量産化が進められるようになる。
引用:公式サイト
メタル・フェイク「イシュタルMk-II」
豪和のタクティカル・アーマーとコンセプトを同じくする新型二足歩行兵器で、謎の総合企業「シンボル」の製品。シンボルではメタル・フェイクと呼ばれており、嵬はインヴィテイターと呼称される。インヴィテイターのミハルと、中国で発掘されたとも言われる骨嵬のサンプルの一部により、豪和とは関係なく独自に開発を開始。豪和よりも開発スタート時期は早かったものの、サンプルの不完全さと設計理念が同じだったことが影響し、そのスペックはタクティカル・アーマーを大幅に上回ることはなかった。シンボルと豪和は秘密裏に開発を進めていたため、互いに同じ兵器を開発しているなど知る由もなかったが、ベギルスタンの戦闘で初対決し、その存在を認識するようになる。
ちなみにスズランのマーキングはミハル機である証。引用:公式サイト
ガサラキでは、タクティカルアーマーと呼ばれる、全高5m前後の小型の人型機動兵器が登場します。武装はミサイルやグレネードランチャー、機関砲などの現代兵器を主としており、『装甲騎兵ボトムズ』に登場したアーマードトルーパーを彷彿とさせるスタイルです。
ロボットのデザインは鮮麗されており、泥臭い地上戦が見どころです。
視聴できる動画配信サービス
ガサラキは、下記の動画配信サービスのうちdアニメストアで配信があり、全25話を視聴することができます。
見放題作品に含まれるため、追加料金は必要なく月額料金だけでOKです。無料期間もありますので、ぜひご利用ください。
動画配信サービス | 月額料金 | 無料期間 |
dアニメストア |
440円 | 31日間 |
アマゾンプライムビデオ |
500円 | 30日間 |
Hulu |
1,026円 | 14日間 |
U-NEXT |
2,189円 | 31日間 |
ビデオパス |
618円 | 30日間 |
続編・シリーズ作品
とくにありません。
当記事で紹介している作品や情報は、2023年6月時点のものです。動画配信サービスにおいては、現在は配信を終了している場合もあります。最新の配信状況は動画配信サービス各社のサイトでご確認ください。
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