この記事では、マクロスシリーズをタイトル別に紹介したいと思います。マクロスシリーズはova、テレビアニメ、映画とさまざまな媒体で放送されており、時系列も複雑になっていますが、実はすべての作品は同じ世界の物語になります。
つまり、ストーリー上はずっと続いている事になるのです。実際に過去の作品の名称や登場人物の名前などは、新しい作品でもたびたび登場します。ただ、主要な登場人物はシリーズごとに異なりますので、続編というニュアンスとは少し違ってきます。
テレビアニメやova、劇場作品はすべて合わせると15作品以上あり、今後も増え続けるでしょう。この記事では、漫画や小説などの設定は省き、アニメ化している作品のみに絞って、ロボット要素がある作品だけを時系列別にまとめました。
また、マクロスシリーズを視聴するおすすめの順番についても、記事の後半で紹介したいと思います。
マクロスシリーズの時系列と放送時期別の年表
マクロスシリーズを、作品内の時系列別に並べています。「マクロス ゼロ」のように、放送時期が新しくてもシリーズ全体では一番古い時代のお話だったり、逆に「超時空要塞マクロスII – LOVERS AGAIN -」のように、古い作品でも作品内では一番未来の話を描いたものがあります。
タイトル | 作品内の時代 | 放送・リリース時期 |
マクロス ゼロ | 2008年 | 2002年 |
超時空要塞マクロス | 2009-2010年 | 1982年 |
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(劇場版) | 1984年 | |
マクロスプラス | 2040年 | 1994年 |
マクロスプラス MOVIE EDITION(劇場版) | 1995年 | |
マクロス7 | 2045-2046年 | 1994年 |
マクロス7 銀河がオレを呼んでいる! | 1995年 | |
マクロス ダイナマイト7 | 2047年 | 1997年 |
マクロスF | 2059年 | 2008年 |
劇場版 マクロスF「虚空歌姫 〜イツワリノウタヒメ〜」「恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜」 | 2009年・2011年 | |
マクロスFB7 オレノウタヲキケ! | 2012年 | |
マクロスΔ | 2067年 | 2016年 |
劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ | 2018年 | |
超時空要塞マクロスII – LOVERS AGAIN – | 2090年代 | 1992年 |
マクロスシリーズ間で繋がりのある作品
マクロスシリーズは世界観を共有していますが、シリーズが変われば作品内の時代も変わるので、登場人物は一新されます。ただ、その中でも共通のキャラクターが登場する作品があります。シリーズを通して視聴するときの参考にしてください。
マクロス ゼロと超時空要塞マクロス
年表を見てもわかる通り、作中でも1年しか時代が違いません。主役や主要人物は違いますが、登場人物の1人、ロイ・フォッカーなどは両作品に登場します。
超時空要塞マクロスとマクロス7
マクロス7シリーズは、超時空要塞マクロスから約35年後の世界になります。主役や主要人物は違いますが、超時空要塞マクロスに登場したマクシミリアン・ジーナスやミリア・ファリーナ・ジーナスは、歳をとった姿でそのまま登場します。
また、両者の娘であるミレーヌ・フレア・ジーナスが、本作のヒロインとして描かれています。
その他のシリーズは基本的に独立した作品
その他のシリーズでも、名前だけが登場したり、孫や子供などの血縁関係のある人物が登場します。ただ、過去作品のキャラクターが直接ストーリーに関わることはほぼなく、あくまで未来の話だという事や、マクロスシリーズが繋がっている事を認識できる程度になっています。
マクロスシリーズを視聴する順番
たくさんのシリーズがあるマクロスシリーズ。年表を見ると、作品内の時系列順に視聴をしようと考える人と、実際に放送された順番に視聴しようと考える人に分かれでしょう。そこで、おすすめの見る順番を紹介したいと思います。
基本的には、どれから見てもOKです。ちなみに僕は最初、マクロスF→マクロスΔ→マクロスプラスという順番で見ていましたが、作品間でそれほど大きな繋がりはないので、まったく問題ありませんでした。
ただ、新しい作品の前に古い作品を見ていると、登場人物の名前でニヤリとできるシーンがあったり、過去にあった出来事を知っている事で、より作品を深く理解できるでしょう。
例えば、マクロスFでは頻繁に「マクロス7」で登場したファイアーボンバーというロックバンドの名称が登場します。ストーリー上はとくに重要ではありませんが、登場人物がなぜそこまで好きで夢中で神格化しているのか?という点に関しては、やはりマクロス7を見てからでないとわからないでしょう。
ただ、古い作品から見るというのも、積極的にはおすすめできません。例えば1作目の超時空要塞マクロスはかなり古い作品になり、新しいアニメ作品に慣れてしまった人だと、演出や作画の面で退屈に感じる可能性があるからです。
そこで、個人的には比較的新しいマクロスFや、マクロスΔから視聴するのをおすすめしたいと思います。マクロスシリーズがとういう作品なのかを十分理解できますし、面白いと感じたら過去作も理解しやすくなり、市長のハードルが下がります。
また、作品間で繋がりがある超時空要塞マクロスとマクロス7、マクロス ゼロと超時空要塞マクロスなども、まとめて視聴するにはピッタリですね。マクロスFのあとにマクロス7、マクロスΔとマクロスFも時代が近く、まとめて視聴しやすいでしょう。
基本的にはどのシリーズから見てもそれほど影響がない構成になっていますので、興味のある方はぜひマクロスの世界に足を踏み込んでみてください。
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